| 1 基本方針 | ||
| 本県の農業は,荒茶生産量及び産出額日本一,22年連続煎茶部門で産地賞受賞と質・量ともに全国トップクラスの茶,全国和牛能力共進会で2大会連続の日本一を獲得した鹿児島黒牛,日本を代表するブランド豚の「かごしま黒豚」など魅力あふれる食の宝庫であり,令和6年農業産出額は5,689億円で8年連続全国第2位となるほか,輸出も4年連続で過去最高額を更新するなど我が国の食料供給基地として重要な役割を果たしている。一方,農業・農村をめぐっては,農業者の減少や少子高齢化に伴う国内市場の縮小に加え,生産資材価格の高止まりなど様々な課題に直面しており,農地の集積・集約化による生産性の向上や生産コストの低減等により「稼ぐ力」を引き出すことが重要である。
また,令和6年5月に改正された「食料・農業・農村基本法」を踏まえ,昨年4月に「食料・農業・農村基本計画」が改訂され,5年後の食料自給率45%(現在38%)の達成に向けて,農地面積412万ha(現在427万ha)の確保,49歳以下の担い手数4万8千経営体の維持,担い手への集積率70%(現在は全国61.6%,鹿児島県47.9%)等の目標やKPIが示され,本年3月には本計画を踏まえた農業経営基盤強化の促進に関する県基本方針の制定,令和8年度には市町村基本構想の見直しも予定されている。さらに,昨年3月には各市町村が2年がかりで「地域計画」を策定。本県で660の計画が策定されたものの,農地利用について集約の姿を描けたものは1割程度にとどまり,引き続きブラッシュアップ(完成度の向上)と計画の実現に向けた様々な取り組みが必要であり,農業委員会には最適化活動を通じての協力が強く期待されている。 このような情勢を踏まえ,本会議では,引き続き関係機関・団体の御理解と御協力のもと農業委員会ネットワーク組織として,「鹿児島の農業委員会リレーションシップ(1・5・一絵)活動(旧・鹿児島の農地「貸したい」「借りたい」総点検)」の計画的・重点的実施による意向確認や地域における話し合いへの委員の参加などを中心とした最適化活動の充実に向けてサポート機能等の発揮に努める。特に,多くの農業委員会において課題となっている農用地利用集積等促進計画事務の円滑な実施や相続未登記農地等への対応については,情報収集・提供や助言,運用改善に向けた関係者との調整活動等に努める。このほか,新規参入者の確保・育成や農業者年金,情報事業の推進等にも取り組み,農業委員会はもとより県内農業者等の多様なニーズに対応するため次の事項に重点的に取り組む。 |
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| 2 事業内容 | ||
| ・ | 地域計画の実行を後押しする最適化活動等の各種農業委員会活動への支援 | |
| ・ | 農業経営の確立と新規就農・人材確保対策等の推進 | |
| ・ | 農業者や地域の声を積み上げた政策提案活動の推進 | |
| ・ | 農業者年金制度の普及及び加入推進 | |
| ・ | 農業や農業者等に関する情報提供活動の強化 | |